為替のニュースでよく聞くのが「円安」と「円高」という言葉です。
円安は今の状況です。
昨年の3月は$1=106.52円だったのが、今年の3月は$1=118.72円になったのは、去年の3月より今年の3月の方が「円安」となります。
イメージとしては$1の値段がついたリンゴを買うのに、去年は106.52円で買えましたが、今年は118.72円払わないと買えないということです。
つまり円の価値が下がっているので「円安」という表現になります。
逆の現象を「円高」と言います。
もし、来月$1=90円になった場合、今月に比べて来月は「円高」となります。
こちらもイメージとしては、$1のリンゴを来月はたった90円で買えるので、日本円の価値が上がったことになります。
為替の仕組み
外国為替の取引は「外国為替市場」で行われています。
株式市場とは異なり、取引所があるわけではないです。
為替の取引は売り手と買い手が1対1で取引条件(価格や数量)を決定し、決済までを行います。
銀行や証券会社だけではなく、企業や個人も参加しています。
市場は2種類あります。
1.インターバンク市場→銀行間の取引をする市場
2.対顧客市場→銀行と企業や個人が取引をする市場
株価と同様に売り手と買い手の需給関係で為替は決まります。
もし、「円を売ってドルを買いたい」という銀行や、企業、個人が多いと「円安」を引き起こします。
逆に「ドルを売って円を買いたい」という銀行、企業、個人が多いと「円高」になります。
現在「円安」の理由
現在の円安は何が原因で起こっているのでしょうか?
日本経済新聞の記事によると、「日銀の金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めたことで、日米間における金融政策の方向性の違いが浮き彫りとなり、円売り・ドル買いが優勢になった。」と解説しています。
今後の為替に変動が気になります。
コメント