アメリカの生命保険について勉強する際にまずは種類とそれぞれの特徴を把握する必要があります。
大きく分けると2つに分類されます。
- Permanent Life Insurance(終身保険)
- Term Life(定期保険)
これらの生命保険は、さらに細かく分類することができます。
一生涯にわたって保障が継続する保険です。
この保険はさらに4種類の保険に分類されます。
1. Whole Life
2. Universal Life
3. Variable Life
4. Variable Universal Life
Whole Life
- 保険料:一定(Level)
- 保証期間:生涯
- 死亡保障:保証されている。配当金と供に増える可能性がある
- 現金価値(Cash Value):保証されている。配当金と供に増える可能性がある
- ポリシーローン:可能。年間のローン金利を差し引いた解約返戻金(Cash Surrender Value)の最大100%を借りることができる場合がある
- 現金の引き出し:できない
- 現金価値アカウントの成長:保険会社は、保証された現金価値(Cash Value)を決定し、その一般的な投資ポートフォリオのパフォーマンスに基づいて配当を決定する
Universal Life
- 保険料:柔軟性がある(Flexible)
- 保証期間:生涯
- 死亡保障:ポリシー(契約)の内容によって異なるが保証される。保障額は増加または減少する可能性がある。
- 現金価値(Cash Value):最低利率が保証されている。利率は変動する
- ポリシーローン:可能。Whole Lifeと同じだがより低い金利で借り入れが可能
- 現金の引き出し:可能
- 現金価値アカウントの成長:保険会社は、現在の金利リターンに基づいて現金価値の利息率を決定する
Variable Life
- 保険料:一定(Level)
- 保証期間:生涯
- 死亡保障:保証されている。現金価値(Cash Value)の投資収益に応じて変化する
- 現金価値(Cash Value):保証されていない。サブアカウントのパフォーマンスによって変動する
- ポリシーローン:可能。可能。Whole Lifeと同じだがより低い金利で借り入れが可能
- 現金の引き出し:できない
- 現金価値アカウントの成長:選択したサブアカウントの投資実績に依存する
Variable Universal Life
- 保険料:柔軟性がある(Flexible)
- 保証期間:生涯
- 死亡保障:ポリシー(契約)の内容によって異なるが保証される。保障額は増加または減少する可能性がある。現金価値(Cash Value)の投資収益に応じて変化する
- 現金価値(Cash Value):保証されていない。サブアカウントのパフォーマンスによって変動する
- ポリシーローン:可能。Whole Lifeと同じだがより低い金利で借り入れが可能
- 現金の引き出し:可能
- 現金価値アカウントの成長:選択したサブアカウントの投資実績に依存する
Term Life(定期保険)
掛け捨て型の保険で、10年、20年、30年など保障期間を設定します。
このタイプの保険は3種類に分類ができます。
- Level Term
- Decreasing Term
- Increasing Term
まずは一般的な特徴は以下になります。
- 保険料:更新毎に変わるもの(DecreasingとIncreasing)と、変わらないもの(Level)ある
- 保証期間:契約内容によって異なる
- 死亡保障:保証されている。
- 現金価値(Cash Value):無い
- ポリシーローン:できない。現金価値(Cash Value)が無いため
- 現金の引き出し:できない現金価値(Cash Value)が無いため
- 現金価値アカウントの成長:無い。現金価値(Cash Value)が無いため
Level Term
- 保険料と額面金額の両方が一定期間一定
- 一般的に5年、10年、15年、または20年の期間で販売されている
- 死亡保障の額面金額(Face Amount)は変わらないが、更新(延長)する場合に保険料が高くなる
Decreasing Term
- 死亡保障の額面金額は減るが、保険料は変わらない
- 多くの場合、住宅ローンの償還保険として使用される
- 通常、健康状態に関係なく終身保険に転換可能
- 有効期限までに額面金額がゼロになるため、更新できない
Increasing Term
- 死亡保障の額面金額が下がらずに上がる
- 追加料金でいくつかの終身保険にライダー(特約※追加オプション)として追加される
- 受益者が額面金額に加えて保険料または現金価値を受け取ることを許可する
試験問題サンプル
Q1.A life policy with a death benefit and cash value that can fluctuate according to the performance of its underlying investment portfolio is referred to as:
- Adjustable Life
- Graded-Premium Life
- Variable Life
- Modified Whole Life
A. Variable Life
解説:投資ポートフォリオのパフォーマンスに応じて変動する可能性のある死亡給付金と現金価値のある生命保険は?投資パフォーマンスに応じて死亡給付金と現金価値が変わるのは、”Variable Life”と”Variable Universal Life”。
Q2.What kind of premium does a Whole Life policy have?
- decreasing
- adjustable
- level
- deferred
A. level
解説:Whole Life policyの保険料の種類は? Whole Lifeの場合は、保険料は一定(Level)
Q3.When is the face amount of a Whole Life policy paid?
- At the policy’s maturity date only
- When the insured dies or at the policy’s maturity date, whichever happens first
- Only when the insured dies
- When the policy is surrendered
A. When the insured dies or at the policy’s maturity date, whichever happens first
解説:Whole Lifeの保険契約でFace amountが支払われるのは?被保険者が亡くなった場合か、保険の契約が満期になるか、どちらか先に起きた方。
Q4.Term insurance has which of the following characteristics?
- Expires at the end of the policy period
- Builds cash value
- Has nonforfeiture options
- Endows at the end of the policy period
A. Expires at the end of the policy period.
解説:Term Insuranceの特徴。契約期間の終了で保障の有効期限が切れる。
Q5.Which statement about a whole life policy is true?
- Beneficiary may be charged only with the consent of the premium payor
- Death benefit can usually be adjusted
- Cash value may be borrowed against
- Premiums are flexible
A. Cash value may be borrowed against
解説:Whole Lifeの特徴は、Cash Valueから借り入れができること。
試験合格のコツ
聞いたことが無い、覚えていない単語もたびたび出てきますが焦らないことが重要です。
試験は4択問題です。
回答が分からない、または迷ってしまう問題は、回答の中から絶対に違うと思う回答を除外していく消去法で考えるのが良いです。
聞いたことが無い単語や意味がわからない単語が含まれた回答は、不正解である可能性があります。
ただし、問題の中には、「間違っているもの(incorrect)」や「含まれないもの(excluded)」を選べというものもあるので、問題は最後までしっかり読む必要があります。