【アメリカで投資】投資を始める前の5つのステップ

アメリカで投資 投資

最近、買い物に行って感じるのは、前と同じものを同じだけ買っているのに、払うお金が増えていることです。

ガソリンや、卵、豚肉などなど値段が上がっています。

2021年は消費者物価指数の上昇率(Inflation Rate)は4.28です。

つまり、簡単に言うと2020年より2021年の方がモノやサービスの値段が4.28%高くなったことになります。

毎年、アメリカでは物価が上がります。

しかし、銀行のセービングアカウントで貯金しても金利はほぼゼロです。

アメリカで生活をするには、お金を増やす、つまり投資が必要不可欠です。

今回は投資を始めるための準備ついてです。

投資を始める前の5つのステップ

一口に投資と言っても、株式や不動産などさまざまな投資方法があります。

また、10人いれば10人ともそれぞれ異なる財政状況です。どの投資方法が最良かというのは、現在と将来の経済状況によっても異なります。また、投資の仕方についても個人的な好みもあります。

まずは、収入と支出(Income and Expenses)、資産と負債(Assets and liabilities)、責任と目標(Resposibilities and goals)を詳細に理解することが重要です。

下記のプロセスは投資する前の5つのステップです。

  1. 財務目標(Financial Goals)、時間枠(Timeframe)、リスクに対する感情(Feeling about risk)を明確にする
  2. 「自分でやる」アプローチを採用するか、「管理してもらう」アプローチを採用するかを決定する
  3. 使用する投資口座の種類を選択する
    (401(k)、IRA、課税対象の証券口座(taxable brokerage account)、教育投資口座(education investment account)など
  4. アカウントを開設する
  5. 自身のリスク許容度の範囲内にある投資方法を選択する
    (株式(Stocks)、債券(Bonds)、投資信託(Mutual Funds)、不動産(Real Estate)など

1.目標を設定する

まずは、目指す投資目標とその目標に対するリスクに対しての快適レベル(Confirt level)を決定します。

長期的な目標(Long-term goals):最終的な目標の多くは、「リタイアメント」ですが、それ以外でも長期的な目標になる可能性があります。

家や大学の授業料の頭金や、夢のバケーションホームの購入や、記念日の旅行などです。


短期的な目標(Short-term goals):これは来年の休暇、来年購入したい家、緊急資金(emergency fund)、またはクリスマスギフトのための貯金です。

今回は長期的な目標に焦点を当てています。また、特定の目標を念頭に置いて投資する方法についても案内します。

短期的な目標のためのお金は、一般的に投資すべきではないです。

2.サポートが必要か決定する

目標を決めたら、具体的な投資方法(口座の種類の選択、どこで口座を開設するか、投資手段の選択をどうするか)について考えなければなりません。しかし、自分自身ですべて行う場合と、誰かに管理を任せる方法があります。

誰かに管理を任せる場合、以前は高価なサービスでしたが、今はかなり手頃な価格になっています。 オンラインの自動化されたポートフォリオ管理サービスなどもあります。

3.投資口座を選ぶ

株式や債券を購入するには、基本的には投資口座(an investment account)が必要です。

銀行の口座にもチェッキングやセービングと言った目的によって異なる口座が多数あるのと同じように、投資口座もいくつかあります。

リタイアメントなどの特定の目的のために投資している場合、一部のアカウントは税制上のメリットがあります。ただし、逆に早期にお金を引き出す場合、またはプランの規定によっては、課税または罰せられる可能性もあります。

他のアカウントは一般的な目的でアカウントであり、リタイアメントとは関係のない目標に使用します。
例:バケーションハウスの購入、将来的に行う家の改修費用などです。

リタイアメントのために投資する場合

401(k)

これは多くの雇用主から提供されているもので、雇用主と従業員が積み立てる個人年金制度です。給与から直接拠出金を受け取ります。

給料の一部を受け取らずに、401Kの口座に預けて受け取るのを将来に遅らすことができるというものです。

このメリットは課税を遅らせることができることです。

本来であれば、給料のGrossに対して税金がかかりますが、401Kに預けた給料の一部に対しては、受け取った時には課税されません。

しかも、引き出すまでは、株式投資などで援用し、その運用益にかかるはずの税金もかかりません。

ただし、59歳と半年から引き出しが可能になります。

それまでに引き出す場合は、所得税と10%のペナルティが課せられます。

2021年の401Kプランの拠出額の上限は19,500ドルです。

50歳以上になると、追加でさらに6,500ドル拠出できます。

401Kの運営は、証券会社などに委託されており、その会社の投資信託で運用されることが多いです。

※もし、会社を辞めた場合は、口座は一定額の残高があれば維持できますが、新たに拠出することができません。

転職先の401KやIRA口座に資金を移動させることができます。

この場合、資金を引き出すわけではないので、課税は繰り延べされたままです。

Traditional or Roth IRA

IRA (Individual Retirement Account)は個人年金プランで、拠出金と運用益が非課税、または課税の延期ができるメリットがあります。

ただし、59歳半前に引き出すと10%のペナルティが課せられます。

Traditional IRAとRoth IRAの2種類が代表的です。

Traditional IRAは、拠出額を今の所得から控除することができます。

つまり、拠出額は、Grossの給料から引かれるので現在の節税効果があります。

年間で拠出できる最大は6,000ドルになります。

50歳以上の場合は、7,000ドルです。

引き出す際に、その時の税率で課税されます。

72歳になると、強制的に最低額を引き出さなければならないです。

Roth IRAは、Grossの給料から税金などを引いた後のNetの給料から拠出します。

現在の節税効果はないですが、Roth IRAから引き出す際に税金はかからないです。

Roth IRAで運用して得た利益に関しても税金はかかりません。

59歳半前に引き出すことができますが、利回り部分は、ペナルティーが課せられます。

Roth IRAの口座を開設できるのは、収入の上限があります。

また、拠出額も収入によって異なります。

単身であれば125,000ドル以下の収入であれば、年間最大6,000ドル拠出ができます。

夫婦ジョイントの場合は、198,000ドル以下の収入で、最大6,000ドル拠出ができます。

リタイアメント以外の目標のために投資する場合

課税対象のアカウント

Nonretirement または Nonqualified accountsとも言われることがあるこのアカウントは、特定の目的に縛られない柔軟な投資アカウントです。

リタイアメント用の口座とは異なり、拠出額のルールはなく、いつでもお金を引き出すことができます。しかし、リタイアメント用の口座のように税制上の利点はありません。

大学のための貯金アカウント

リタイアメント用の口座のように、税制上の優遇措置があります。

529アカウントとCoverdell education savings accountは、一般的に大学の貯蓄に使用されます。

雇用主を通じて提供される401(k)を除いて、オンラインブローカーで口座を開設することができます。

4.口座を開設する

オンラインでアカウントが開設できます。いくつものブローカー会社があるので、どこでアカウントを開設するかを決めます。

アカウントを開設すると自己管理で、株式、債券、ファンドなどの商品やさまざまな投資を売買できます。オンラインブローカーの口座は、幅広い投資オプションを希望する投資家、または口座管理を実際に体験したい投資家に適しています。

5.自分の許容範囲内のリスクの投資を選択する

投資はより高い潜在的なリターンと引き換えに、よりリスクが高くなる傾向があります。

それぞれの投資の特徴を把握し、自分の許容範囲内のリスクの投資を選択します。

  • 株式(Stocks):株式市場で上場している株式会社の株を、自身が持っているお金で売買することです。

  • 債券(Bonds):国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
    債券は債券投資と見なされ、通常、投資家に定期的に利息が支払われます。その後、元本は設定された満期日に返還されます。 

  • 投資信託(Mutual funds):投資信託、インデックスファンド、取引所取引ファンド(ETF)などのファンドに投資すると、一度に多くの株式、債券、その他の投資を購入できます。

    投資信託は、投資家の資金をプールし、それを使用してファンドの定められた目標に沿った投資バスケットを購入することにより、即座に分散を構築します。

  • 不動産(Real estate):不動産は、従来の株式と債券の組み合わせ以外に投資ポートフォリオを多様化する方法です。

    必ずしも家を買うことや家主になることを意味するわけではありません。不動産の投資信託(REIT)に投資することも、投資家のお金をプールするオンライン不動産投資プラットフォームを通じて投資することもできます。

まとめ

一口に投資と言っても、さまざまな投資の方法があります。

目標、自身のリスクの許容範囲や現在の財政状況によって、投資の種類も変わります。

まずは目標、目的をしっかりと定めることが重要です。

最近では、投資の代わりに資産形成を目的として積立て型の生命保険を利用する人が増えています。

生命保険に関するご相談やお問い合わせは下記フォームからお気軽にご連絡ください。

無料相談実施中です。

「投資」に関する記事は下記のURLから一覧を確認することができます。
https://usmoneylab.com/category/invest/

コメント

タイトルとURLをコピーしました