米労働省(United States Department of Labor)が2022年1月12日に発表した内容によりますと「2021年12月の消費者物価指数(The Consumer Price Index=CPI)は、前年同月と比べて7%上昇」となりました。
これは、1982年6月の7・1%の上昇以来のででき事で、実に39年6カ月ぶりの伸びでした。
エコノミストは、ガソリンやその他のエネルギー価格が引き下げられ、原油価格が下落するため、今後数か月で全体的なインフレが緩和すると予想しています。
ただし、コロナのこともあり、先行きは不透明です。
物価が上昇したモノ
ホテルの料金は1年間で23.9%上昇しました。
中古車とトラックの価格は月間3.5%、年間で37.3%上昇しました。
年間の上昇率
- 新車:11.8%
- 家具:7.4%
- 衣料品:5.8%
- 食料品:6.3%
鶏肉と魚の価格は、過去1年間でそれぞれ10.4%と8.4%上昇しました。
牛肉は13%上昇し、豚肉は15.1%上昇しました。
ガソリンの価格は下落
2021年12月は、エネルギー価格は6か月ぶりに0.4%下落し、ガソリン価格は0.5%下落しました。
供給不足が物価の上昇に影響
供給不足によっても消費者物価指数に影響を及ぼしています。
コロナのパンデミックによって供給が追い付いていません。
多くの国内外の工場では部分的な稼働で通常の供給が維持できていないです。
また、輸送用コンテナが不足しています。
国内の配達などの物流に関しても、多くのトラック運転手や倉庫作業員は、失業手当や政府の援助金があることや、コロナの感染を恐れて仕事に戻らないこともあります。
堅調な需要に対して、不足する供給よって、広範な製品不足により物価の上昇を引き起こしています。
まとめ
これから物件の上昇もピークを迎える可能性が高いという意見もありますが、引き続き物価が上昇する可能性もあります。
物価についてしっかりと理解する必要があります。
特にコロナの影響で先行き不透明な時代です。
これからより個々が資産形成について意識することが重要になってきます。
別の記事
「【アメリカで生活】物価上昇について」にて、物価上昇についてまとめています。
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