【アメリカの税金】各州のIncome Taxについて

アメリカでは連邦政府によって徴収されるIncome Taxの他に、各州で定められたIncome Taxもあります。

州によってはIncome Taxが無いところもあり、今回は、各州のIncome Taxについてまとめました。

2種類の税収方式

個人のIncome Tax（所得税）の税率は州ごとに大きく異なります。

そして、2種類の税収方式があります。

フラット税率(flat tax rates)と累進税率(graduated income tax rate)です。

税率が一定の州は、収入の額に関係なく、すべての人から同じ割合の収入を集めます。

税率が段階的に上昇している州は、所得水準が上がるにつれて、税率があがります。

所得税率が高い州（トップ3）は段階的な税率を定めています。

カリフォルニア（最高税率：13.30％）、ハワイ（最高税率：11％）、ニュージャージー（最高税率10.75％）。

所得税率が低い州は、フラット税率のところと段階的税率のところがあります。

ノースダコタ（最高税率2.9％）、ペンシルベニア（フラット税率3.07％）、およびインディアナ（フラット税率3.23％）です。

累進的な税率は、「Brackets」と呼ばれる区切り（所得しきい値）を使用して税率を変えます。

アラバマ州を例にして説明します。

アラバマ州の場合、所得が0ドル～500ドル、500ドル～3,000ドル以上で区切られ、それぞれ2％、4％、5％の税率で課税されます。

そのシステムでは、年間10,000ドルを稼ぐ人の場合、州税で合計460ドルを支払うことになります。

これは、最初の500ドルは2％で課税され、この区切りでの所得税は10ドルになります。

次の2,500ドル（500ドルから3,000ドル）は4％で課税され、この区切りでの所得税は100ドルになります。

そして残りの7,000ドル（3,000ドルから10,000ドル）は5％で課税され、この区切りでの所得税は350ドルになります。

10ドル＋100ドル＋350ドル＝460ドル

より多くの収入を得る人はより多くを支払うということになります。

累進税率を採用している州の2021年の税率

フラット税率は、所得水準に関係なく、すべての納税者から同じ割合の所得を徴収します。

たとえば、コロラド州に住む人は、課税所得の4.55％を州に納税します。

つまり、100,000ドルを稼いだ場合は、州のIncome Taxは4,550ドルになります。

10,000ドルを稼いだ場合は州のIncome Taxは455ドルになります。

フラット税率を採用する理由は、管理と規制が簡単であると考えられているためです。

また、累進制の州よりも控除や償却が少ないことがよくあります」と彼は言います。

フラット税率を採用している州の2021年の税率