アメリカは、失業率が3.9%に低下したため、2021年12月に199,000人の※非農業部門雇用者数(nonfarm payroll jobs)を追加しました。
雇用の上昇傾向は、レジャーとホスピタリティ、専門家とビジネスサービス、製造業、建設業、および輸送と倉庫業で続いています。
※非農業部門雇用者数は、「雇用統計」を代表する経済指標です。 アメリカの農業関係以外で新たに雇用された就業者数を表しています。
今回の記事の数字は、米国労働省が公表している情報をまとめています。
2021年12月の失業率は3.9%で、2021年11月の4.2%から0.3ポイント低下しました。
12月の失業者数は483,000人減少して630万人になりました。
2021年通年では、これらの数値はそれぞれ2.8パーセントポイントと450万人減少しています。
もう一つの比較点として、COVID-19パンデミックが発生する前の2020年2月の失業率は3.5%、失業者数は570万人でした。
長期失業者の減少
長期失業者(27週間以上失業している人)の数は、2021年12月に185,000人減少して200万人になりました。
この数字は、2020年12月の400万人から減少していますが、パンデミック前の測定値より887,000人多いです。
潜在的な求職者の数
就業していないが就職を希望する人の数は、12月には570万人とほとんど変わりませんでした。
この数字は2021年に160万人減少しましたが、2020年2月より71万人増加しています。
平均給与の上昇
2021年11月から12月にかけて、非農業部門雇用者数(nonfarm payrolls)の全従業員の平均時給は19セント(または0.6%)増加して31.31ドルになりました。
2021年全体で、平均時給は4.7%増加しました。
業界別の雇用増加
2021年12月の業界別の雇用増加は以下となります。
- レジャー(leisure)とホスピタリティ(hospitality):+53,000人
- 専門家(professional)とビジネスサービス(business services ):+43,000人
- 製造業(manufacturing):+26,000人
- 建設(construction):+19,000人
- 輸送(transportation)と倉庫業(warehousing):+22,000人
- 卸売業(wholesale trade):+14,000人
- 鉱業(mining):+7,000人
まとめ
COVIT-19はまだ収束していませんが、失業率は低下しています。
これからの数字も今後注目していきます。
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