生命保険の本契約に対して、追加の内容がある場合には、Policy Riders、契約内容の補足的な内容に対しては、Clauses、Provisions、Options、Exclusionが利用されます。
今回は、Clauses、Provisions、Options、Exclusionについてまとめています。
- Clauses and Provisions
- Options and Exclusions
- Entire Contract Clause
- Insuring Clause or Agreement
- Free Look
- Consideration Clause
- Owner's Rights
- Beneficiary Designations
- Premium Payment Provisions
- Policy Loan Provisions
- Non-forfeiture Provisions or Options
- Dividends and Dividend Options
- Incontestability Clause
- Assignments
- Suicide Exclusion
- Misstatement of Age and Gender Clause
- Settlement (Payout) Options
- Accelerated Death Benefits (Living Benefit)
- Life Insurance Policy Exclusions
- 試験問題サンプル
- 試験合格のコツ
Clauses and Provisions
“Clauses”と”Provisions”は、2つとも「契約条項」または、「条項」と訳されます。
この「契約条項」とは契約内容を箇条書きにしたものの一つ一つのことを指します。
Options and Exclusions
“Options”は、契約書が選択できる内容のものです。
“Exclusions”は、「免責条項」と訳され、保険契約に関して、特定のリスクに対して保険の保障を外す条項です。
Entire Contract Clause
保険契約者と保険会社との間の全ての取り決めは申込書と保険証券/約款中に規定されているという内容の条項。
1.裁判所で契約内容としてみなされるもの:ポリシー(保険証券)、承認書、そしてそれに付随した書類(ある場合)のみ
・アプリケーション(申請書)を添付することもできるが、必ずしも添付する必要は無い
・添付する場合は、契約全体の一部と見なされる
・ほとんどの保険会社は申請書を添付します
2.保険会社がポリシー(保険証券)を引渡した後に保険証券を変更するのを防ぐ
・保険会社が承認するまで、変更は有効では無い
・プロデューサー(販売エージェント)にはポリシーを変更する権限が無い
3.被保険者(Insured)はポリシーの変更を要求することがある
・プロデューサー(担当販売エージェント)は保険会社に変更リクエストを送る
・保険会社が要求を承認しない限り、変更は有効では無い
4.保険証券が発行された後、保険の一方的な変更から被保険者と保険会社の両方を守る
Insuring Clause or Agreement
保険会社が引き受けるリスクの設定や、提供される補償範囲を定義するための保険契約の条項。
- ポリシーの条件に従って補償が提供されることを述べられている
- 常にポリシーの最初のページ(ポリシーの表面)にある
- 補償範囲、発効日、契約の当事者を記載している
- 保険会社の支払いについて約束されている
Free Look
いわゆる「クーリングオフ期間」。
- 被保険者(Insured)がポリシーを受け取った後に、ポリシーについて調べることができる期間
- ポリシーは常にクライアントに直接提供される必要がある
- 被保険者は保険に加入し、満足できない場合は全額返金される場合がある
1.フリールック期間の長さは州法によって異なる - ポリシーが返されると、補償範囲は無効になる
- 被保険者が保険会社またはプロデューサー(保険の販売エージェント)に保険証券を返送した場合、指定された期間内に、保険証券は返還されたと見なされ、支払われたすべての保険料は払い戻される。
Consideration Clause
保険料の払込回数や金額を規定する条項。
- 対価(Consideration)は価値の交換として定義される
- 被保険者(Insured)は最初の保険料を支払い、申請に関する質問に答える
- 申込者の知る限り真実を答える。
- アプリケーションには保証は必要が無いが、
保証(Warranty)は、申込者が真実であることを保証するもの - 保険会社は、引き換えに補償を提供することに同意する
- 対価(Consideration)は有効な契約の前提条件
- 対価(Consideration)が交換されない限り、契約は存在しない
- 保険料が支払われない限り、補償は無い
Owner's Rights
保険契約の所有者の権利。
- 保険料を支払う必要がある
- 受益者(Beneficiary)を指定する必要がある
- 受益者が取消不能でない限り、受益者を変更することができる
- ポリシーローンを利用する、または現金を引き出すことができる
- 保険会社の同意を得て、他人に所有権を譲渡することができる
Beneficiary Designations
受益者(Beneficiary)の指定
- 第一受益者(Primary beneficiary)は、被保険者(Insured)が死亡したときに死亡給付金を受け取る
- 受益者は何も署名しない
- 被保険者が死亡する前に第一受益者(Primary beneficiary)が死亡した場合、第二受益者(Contingent beneficiary)が死亡給付金を受け取る
- 受益者は任意の個人または団体である可能性がある(配偶者、子供または友人、信託)
- ほとんどの指定された受益者は取り消し可能(ポリシー所有者によっていつでも変更される可能性がある)
- ポリシーの所有者は、取消不能の受益者を指定も可能。その場合、所有者は受益者の同意なしに変更することができない
Premium Payment Provisions
保険料の支払いに関する規定。
Modes of payment
1.保険料を支払うオプションについて
2.月次(Monthly)、四半期(Quartely)、半年(Semiannual)、または年次(Annual)
3.モードの頻度が高いほど、プレミアムは高くなる(保険会社は請求にサービス料金を追加するため)
4.Annualが最も支払い金額が低い(サービス料は追加されない)
5.モードは、ポリシー所有者がいつでも変更できる
Grace periods
1.保険料が期日までに支払われない場合の猶予期間(個人生命保険は30日間の猶予期間がある)
2.猶予期間中も被保険者は補償される(保険会社は保険金を支払うが、額面金額から延滞保険料を差し引く)
3.グループライフの場合は31日間の猶予期間
4.Industrial Life Insuranceは28日間の猶予期間
※Industrial Life Insurance:加入時の診査を省略した月払い,または週払いの集金体制をとる小口保険。
Automatic premium loan rider (automatic policy loan rider - APL)
これだけRider。内容的にここでの説明。
loan valueがある限り保険料払込を立替えることができる。
1.被保険者(Insured)が選択しなければならないオプションのライダー
2.失効を防ぐために、多くの場合、現金価値(Cash Value)ポリシーに追加される
3.通常、追加のプレミアム料金なしで提供される
4.猶予期間の終わりまでに被保険者が支払わない場合、保険料の金額を自動的にCash Valueから借りる(ポリシーローンを作成される)
5.被保険者(Insured)はローンを返済するオプションがある(未払いのローンは、返済されない場合、利息が発生する)
Level or flexible premium
定額の保険料または、変更型の保険料。
1.下記の保険商品にはレベルプレミアムがある
- 通常の終身(Ordinary Whole Life)
- 有限払込終身保険(Limited pay whole life)
- シングルプレミアム終身(Single Premium Whole Life)
- 変動型終身保険(Variable Whole Life)
- エクイティインデックス付き終身(Equity Indexed Whole Life)
- 定期保険(Term Insurance)
2.下記の保険商品には柔軟な保険料がある
- 調整可能な終身保険(Adjustable Whole Life)
- ユニバーサル終身保険 (Universal Whole Life)
- 変額終身生命保険(Variable Whole Life)
- 金利感応型終身保険 (Interest Sensitive Whole Life)
Reinstatement Provision
復活条項。
- 猶予期間(Grace Period)の終了時にポリシーが失効した場合に適用される
- 被保険者が失効後最大5年間の復活を申請できるようにしている
・すべての保険料と利息を返済する必要がある
・保険がかけられないという証拠を提出する必要がある
・承認された場合、元のポリシーが復元される - 被保険者は元の年齢を維持する
- 現金で引き渡されたポリシーは元に戻せない場合がある
- 復元するために被保険利益を再確立する必要は無い
Policy Loan Provisions
契約者貸付に関する条項。
- 現金価値(Cash Value)のある保険契約にのみ適用される
- 保険会社が被保険者(Insured)にお金を貸しつける
・保険会社は被保険者の現金価値を担保として保持する
・ローン残高と利息は、担保を超えることはできない - 利息が発生するが、その最大の固定金利は通常年間8%
- 利息は毎年前払いする
- ポリシーに記載されている金利は変更できまない
- 被保険者が生きている間、ローンは返済される必要は無い
- 死亡時に死亡給付金の額面金額からローンと利息が引かれる
Non-forfeiture Provisions or Options
不可没収条項と訳されることがあり、保険契約者が保険料の支払いを停止しても保険会社が没収できない条項。
- 現金価値(Cash Value)のあるすべてのポリシーで法律で義務付けられている
- 被保険者(Insured)に柔軟性を提供する
- 被保険者(Insured)の現金価値は保険会社に没収されない
- ポリシーが失効した場合に備えて、最初からポリシーに記載されている
被保険者(Insured)は、3つの非没収オプションの選択肢がある
1.Cash Surrender(現金の降伏)
・現金価値の全額と交換する
・これ以降の保険の保障は無い
・支払った保険料を超えて受け取った金額は課税対象
2.Extended Term(延長期間)
・被保険者は新しい定期保険のために現金価値を交換する
・新しいポリシーの額面金額は元のポリシーと同じ
・100歳までカバーしない-一定期間のみ
保険期間は、被保険者の現在の年齢と元の保険の現金価値の額によって異なる
・最も保証が提供される-古いポリシーと同じ額
・延長期間は、the automatic option(自動オプション)とも呼ばれる
3.Reduced Paid-up(支払いの削減)
・被保険者は、新しい終身保険の現金価値を交換する
・現金価値は、新しい保険契約の単一保険料として利用される
・新しい保険は被保険者の100歳まで支払われる
・新しいポリシーには即時の現金価値がある
・被保険者は新しい保険から借りることができる
・身体検査なしで新しいポリシーが発行される
・新しいポリシーの額面金額が減らされる
・新しい額面金額は、古いポリシーの現金価値より多くなるが、古いポリシーの額面金額より少なくなる
・減額された支払いは、最も長く被保険者をカバーする
・新しいポリシーは終身保険で、100歳まで支払われる
Dividends and Dividend Options
配当に関するオプション。
- 配当金はMutual Insurance Companyが支払う場合がある
1.保険契約者がMutual Insurance Companyを所有しているため、配当金は保険契約者に支払われる
2.配当は保証されない場合もある - Mutial Insurance CompanyがParticipating Policiesを発行する
1.保険契約者は配当金を受け取ることで参加できる - Stocks InsurersはNonparticipating policies(非参加型の保険証券)を発行する
1.保険契約者は配当に参加しない
2.株主のみが課税対象の配当を受け取る - Mutual Insurance Companyが支払う配当金は課税対象外
1. IRSは、単に支払われた保険料の返還であると判断している - Mutual Insurance Companyは、5つの配当オプションを提供する
1.Cash(現金)
2.Interest(利子)
・被保険者は保険会社に配当を残す
・保険会社は配当に対して被保険利益(Insured Interest)を支払う
・配当は課税されないが、利子は課税される
3.Paid-up additions(払済増額)
・被保険者は配当金を使って少額の支払い済み保険を購入する
・健康状態に関係なく発行される
・新しいポリシーは終身保険で、100歳まで支払われる
・たとえ病気の場合でも、被保険者がより多くの保険に加入できるようになっている
・最も人気のある配当オプション
4.Apply to premium when due(期日までにプレミアムに申し込む)
・配当金は、支払われるべき保険料の額を相殺する
・被保険者は差額を支払うだけ
5.One Year Term Insurance(1年間の定期保険)
・新しい追加定期保険は1年で失効する
・期間が短いため、額面金額が高くなる - 配当オプションは、保険契約者がいつでも変更することができる
Incontestability Clause
「不可争条項」と訳され、契約後、一定期間(contestable period)が経過すると,保険会社は申込時点の告知義務違反等を理由に契約を解除できなくなることを定めた条項。
- 保険会社は最初の2年間は請求に対して異議を唱えることが許可されている
- 被保険者(Insured)が申請に関する重要な事実について嘘をついた場合、2年経過すると争うことができない
- この条項は、最初の2年間は保険会社を保護し、その後は被保険者を保護する
- 契約条項全体に関連する
Assignments
「譲渡」と訳される。
所有者が永続的または一時的に所有者の権利を譲渡することを許可する内容。
- Absolute Assignment(絶対的な譲渡)は永久的な所有権の変更
1.キーパーソンポリシーは、退職時にキーパーソンに割り当てられる場合がある
2.子供のポリシーは、18歳の子供に割り当てられる場合がある
3.もともとの所有者は”the assignor of the policy”
4.新しい所有者は”the assignee of the policy”
新しい所有者はすべての所有権を引き継ぐ
5.保険会社が署名するまで譲渡は有効では無い - Collateral assignment(担保の譲渡)は一時的なもの
1.ローンの条件として保険が必要な場合によく使用される
2.被保険者が死亡した場合、保険会社はローン残高を返済する
残りの収益は被保険者の受益者に送られる
Suicide Exclusion
「自殺免責」と訳される。
- 自殺した場合に死保障がカバーされていない期間
- 保険会社を保護する
- 期間は州によって異なる
- 保険会社は通常、自殺条項が通過する前に被保険者が自殺で死亡した場合、未払いのローンを差し引いた保険料を受益者に返金する
Misstatement of Age and Gender Clause
年齢と性別に関する虚偽表示の条項。
- Incontestability Clauseとは異なる
- 無期限に適用される
被保険者が年齢について嘘をついているときに保険会社を保護する - より低い保険料を得るために年齢を偽る場合がある
- 保険会社は死亡時に正しい年齢をチェックする
- 死亡診断書は受益者が提出する必要がある
- 年齢を間違った場合、給付金が調整される
- 受益者は、被保険者が本当の年齢だった場合の給付金のみを受け取る
- 保険料(Premium)は調整されず、給付金のみが調整され支払われる
Settlement (Payout) Options
受益者の給付金の受け取り方について。
被保険者(Insured)が死亡したときに受益者(Beneficiary)が給付金を受け取る方法で受益者は5つの決済オプションから選択できる
1.現金(一括払い)受益者が課税されないことが保証されている唯一の支払いオプション
2.Interest option (インタレストオプション)
- 受益者が、利息を稼ぐために保険会社にそのまま残す方法
- 収益は課税対象ではないが、利息は課税対象
- 受益者はオプションを変更し、いつでも現金を受け取ることができる
- 元本を維持したい受益者が選択する
3.Fixed amount option(固定金額オプション)
- 受益者は毎月定額を受け取る
- 未払いの給付金は引き続き利息を稼ぐ(課税対象)
- 給付金が支払われる期間は、給付額によって異なる
4.Fixed period option(固定期間オプション)
- 受益者は一定期間の支払いを受け取る
- 5、10、15または20年(またはそれ以上の場合もある)
- 未払いの残高は引き続き利息を稼ぐ(課税対象)
- 毎月の支払い額は給付額によって異なります
5.Annuity option(年金オプション)
- 受益者は生涯の給付を選択
- 給付を使い果たすことはできない
- 受益者の生涯にわたって支払いが行われる
- 毎月の支払いは、受益者の年齢、収入の額、および選択した年金オプションによって異なる
Accelerated Death Benefits (Living Benefit)
「生前給付」、「死亡保険金繰上給付」などと訳される。
- 被保険者(Insured)が末期症状になったら申請する
- 保険会社は、死亡給付金の一部を被保険者に支払う
- 支払われる金額はローンではなく(利息は発生しない)、期間中も利用可能
- 死亡時に受益者に支払われる額面金額は、生存中に被保険者に支払われる金額だけ減額される
- 支払った金額は課税対象外
追加のプレミアム料金なしで一部のポリシーに組み込まれている - ライダーによっていくつかのポリシーに追加される
Life Insurance Policy Exclusions
「免責条項」と訳される。
1.Aviation Exclusion
- 申請者が学生パイロットの場合、一部の保険会社によって追加される
- 被保険者(Insured)が指定された飛行時間数を飛んだ後、削除される場合がある
- 学生パイロットはカバーするために追加料金を支払うことができる
2.War or Military
- 戦争または兵役は、契約ごとにほとんどの民間生命保険契約によって除外されている
- 現役の人々は定期保険の対象となる
3.生命保険契約にはほとんど除外が無い
- ほとんどの申請者は保険に加入できる
- 拒否される応募者はほとんどいない
- リスクの高い申請者は、より高い保険料で保険をかけられる
試験問題サンプル
Q1.Which of the following is an example of a nonforfeiture option?
- Conversion option
- Reduced Paid0Up option
- Inflation Option
- Guaranteed insurability option
A. Reduced Paid-Up option
解説:nonforfeiture option(不可没収条項)の例は、Reduced Paid-Up option
Q2.What provision in a life insurance policy states that the application is considered part of the contract?
- Application provision
- Policy Exclusions provision
- Entire Contract provision
- Incontestability provision
A. Entire Contract Provision
解説:Applicationを契約の一部と考えるのはどのProvisionか?Entire Contract provision
Q3.Which of the following statements is CORRECT about accelerated death benefits?
- The full face amount is available as an accelerated benefit
- Those on Social Security disability automatically qualify for this benefit
- This provision is usually provided with an increase in premium
- Must have a terminal illness to qualify
A. Must have a terminal illness to qualify
解説:生前給付の内容として正しいのは、”Must have a terminal illness to qualify”
Q4.The Consideration clause in a life insurance contract contains what pertinent information?
- Summary of benefits
- Offer and acceptance
- Entire Contract
- Amount of premium payments and when they are due
A. Amount of premium payments and when they are due
解説:Consideration clauseは保険料の払込回数や金額を規定する条項。
Q5.The agreement in a life insurance contract that states a specific sum of money will be paid to a designated person upon an insured’s death is called a:
- Entire Contract provision
- Consideration clause
- Insuring agreement
- Assignment agreement
A. Insuring agreement
解説:Insuring agreementは、保険会社が引き受けるリスクの設定や、提供される補償範囲を定義するための保険契約の条項。
試験合格のコツ
このセクションも覚えることが多いですが、それぞれの特徴を2,3個覚えるだけで十分です。
後は問題をひたすら解いて、問題のパターンを把握することが重要です。
文章が長い問題も多いので、きちんと問題を読んで内容を理解することが重要です。されに、問題の中には、「間違っているもの(incorrect)」や「含まれないもの(excluded)」を選べという問題は要注意です。
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