【アメリカで保険】Cash Valueとは?

キャッシュバリュー 生命保険

貯蓄型の保険(終身保険)の重要な部分は「Cash Value」です。

このCash Valueについてきちんと把握することが生命保険を理解するために重要です。

今回はCash Valueについてまとめました。

このサイトではCash Valueのことを「現金価値」と直訳していますが、「解約払戻金」とも訳されます。

これは、死亡または満期で支払われるまでに契約者の任意の解約によって現金で支払われる金額だからです。

「Cash Value」は、被保険者(Insured)の生涯にわたって存続する終身保険の貯蓄要素(Saving Component)の部分を指します。保険契約者は、ローンや現金の引き出しなど、さまざまな目的でCash Valueを使用できます。

終身保険の種類

Cash Valueが付く、主な終身保険の種類

  • Whole Life Insurance
  • Universal Life Insurance
  • Variable Life Insurance
  • Indexed Universal Life Insurance

など

Cash Valueの仕組み

終身保険の月々支払う保険料は定期保険(Term Insurance)に比べると高いですが、保険料の一部は死亡給付金のために割り当てられ、残りは「Cash Value Account」に預け入れられます。

「Cash Value」は定められた利率で、時間の経過とともに増加します。「Cash Value」が上がると死亡給付金の保険会社が払う必要のある金額が減ります。

例えば、25,000ドルの死亡給付金がある保険で、未払いのローンや事前の現金引き出しはなく、累積の現在の現金価値(Cash Value)は5,000ドルだった場合。

保険契約者の死亡時に、保険会社は死亡給付金として25,000ドルを支払いますが、この時、Cash Valueは保険会社の所有物となり、保険会社の実際の負債コストは20,000ドル(25,000ドル―5,000ドル)になります。

Cash Valueの長所と短所

Cash Valueは、保険契約者が資金を引き出すための生活上の利益として機能します。資金にアクセスするためのいくつかのオプションがあります。

ほとんどの保険契約では、部分的な解約(surrender)または引き出し(Withdrawals)は許可されていますが、これらは死亡給付を減らす可能性があります。

保険契約(Policy)が契約されて分配されるまで、税金は収益に対して繰り延べられます。分配されると、収益は保険契約者の標準税率で課税されます。

一部のポリシーでは無制限の引き出しが許可されていますが、他のポリシーでは、期間中に引き出せる数が制限されています。

ほとんどの場合、保険会社は、Cash Valueからのローンを認めています。他のローンと同様に、発行者(保険会社)は利息を請求します。

ローンの未払い額は、保険契約者が死亡した場合の死亡給付金から引かれます。一部の保険会社は、ローンの利息の返済を要求し、未払いの場合は、残りのCash Valueから利息を差し引く場合があります。

Cash Valueは、保険料の支払いにも使用できます。十分な金額がある場合、保険契約者は自己負担で保険料を支払うのをやめ、Cash Value Accountに支払いをカバーさせることができます。

Cash Valueが発生するのに、2年から5年はかかります。

まとめ

「Cash Value」は終身保険のみ発生するもので、生命保険でありながら貯蓄ができる部分を指します。

Cash Valueは、保険会社の定めた利率で時間の経過とともに増えます。

貯まったCash Valueを借り入れることができます。

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