お子さんがいる場合にTax Returnの時に登場するChild Tax Creditは、大変ありがたい存在です。
今回はこのChild Tax Creditの特徴についてまとめました。
Child Tax Creditの概要
Child Tax Creditは、17歳未満(または2021年には18歳未満)の子供がいる納税者が利用できます。
2018年以降、Child Tax Creditは対象となる子供1人あたり最大2,000ドルになります。
夫婦がJointでTax Return(夫婦合算申告)をしている場合は、Gross Incomeが400,000ドル以下であれば子供一人当たり満額(2,000ドル)の控除になります。
それ以外の場合(夫婦個別申告など)は、Gross Incomeが200,000ドル以下であれば子供一人当たり満額(2,000ドル)の控除になります。
規定より高い収入の場合は、段階的に控除額が少なくなります。
また、もし、控除額が未払いの税金を超えた場合は、最大1,400ドルまで還付申請ができます。
申請資格
Child Tax Creditは、下記の条件を満たす必要がります。
1. 血縁関係のある子ども、または、義理の子、養子であること
2. 年度末に17歳未満であること
3. 対象とのなる子供が自身の年間の生活費を半分以上を自分で負担していないこと
4. 年間の内、半年以上を両親(納税者)と一緒に暮らしていること
5. 申告書に扶養家族であることを申請していること
6. ソーシャルセキュリティを持っていること
2021年のルール変更について
新型コロナウィルスの影響で2021年3月にバイデン大統領が「American Rescue Plan Act」と呼ばれる新しい法律を設立したことで、今年だけChild Tax Creditの内容が変更になりました。
〇控除額
- 従来:
17歳未満で1人につき最大2,000ドル - 2021年:
6歳未満で1人につき最大3,600ドル
18歳未満で1人につき最大3,000ドル
〇還付可能額
- 従来:最大1,400ドル
- 2021年:全額
〇所得制限
- 従来:
夫婦合算申告:400,000ドル
夫婦個別申告:200,000ドル
これ超えると減額されます。 - 2021年:
夫婦合算申告:150,000ドル
夫婦個別申告:75,000ドル
これを超えると減額されます。
〇前払い
従来:無し
2021年:7月から12月までに半額が前払いされ、残りは2021年の確定申告で申告します。
まとめ
諸条件はありますが子供がいることでChild Tax Creditの申請ができます。
来年もまだ新型コロナウィルスの影響が全体的にあると思うので、2022年も新しいルールなどが発表されたら、お知らせします。
生命保険を利用したお子さんの学資の準備についてご質問を受け付けてります。
下記フォームからお気軽にご連絡ください。
無料相談実施中です。
「教育」に関する記事は下記のURLから一覧を確認することができます。
コメント