米国在住者の皆様は、何枚のクレジットカードを持っていますか?
私は現在2枚のクレジットカードを持っていますが、様々なクレジットカードの勧誘のDMやオファーが届き、それぞれに特典があるので新たにカードを申し込みたいと思うことが多々あります。
しかし、社会人になったばかりの時に「たくさんクレジットカードを所有しているとクレジットスコアに影響するから、持ちすぎない方が良い」というアドバイスがあり、たくさんクレジットカードを持つことに躊躇してしまいます。
そこで、今回は、クレジットカードは何枚持つべきか、仕組みをまとめました。
ちなみにThe Consumer Financial Protection Bureau (CFPB)の発表によりますと、アメリカ人は平均して3.8枚のクレジットカードを持っています。(2020年末)
クレジットカードとクレジットスコア
クレジットカードとクレジットスコアにはどんな関係があるのでしょうか?
クレジットカードは、様々な理由でクレジットスコアに影響を与える可能性があります。
クレジットカードの申込みから使用方法、支払い履歴などに至るまで、クレジットスコアを算出する際に重要な役割を果たします。
クレジットスコアを決定する場合、学生ローンや住宅ローンなどの返済履歴よりもクレジットカードの利用履歴などの方が重要視されます。
そして、クレジットカードを新しく申請する時から、クレジットスコアに影響を与えます。
Soft Inquiries と Hard Inquiries
ローンを組んだり、家を借りるときなどにクレジットスコアを調べられます。
きちんとお金を返してくれるか、家賃を払ってくれるか、判断する必要があるからです。
そして、このクレジットスコアを調べる方法は、「Soft Inquiries」と「Hard Inquiries」の2種類あります。
「Soft Inquiries」の場合は、クレジットスコアに影響はありません。
「Hard Inquiries」は、クレジットスコアに短期的に悪い方向に影響があります。
Hard Inquiriesの記録は2年残り、スコアへの影響は2,3カ月です。
クレジットカードの申請時に、カード会社が申請者の信用度を確認する方法はHard Inquiriesになります。
そのため、申請をするだけでクレジットスコアは一時的に下がる可能性があります。
クレジットカードは何枚持つべきか?
クレジットカードを申請するたびに、クレジットスコアに影響があることが分かりましたが、それでは何枚持つべきでしょうか?
実は、これには正解の枚数は無いです。
各個人によって適正な枚数が異なるためです。
クレジットカードを持つことで、クレジットスコアを上げる(信用を作る)ことになるので少なくとも1枚は持つべきだという話になります。
しかし、何枚持つべきかという問いに関しては、2枚だけ持っていても、請求書を払うことが難しいのであれば、その人にとってクレジットカード2枚は多すぎるということになります。
逆に、複数クレジットカードを持つことで、それぞれの使用率が低くなることでクレジットスコアが上がることもあります。
ただし、短期間に複数枚のクレジットカードを申請した場合、カード会社にとって危険に見える可能性があり、クレジットスコアが下がる可能性があるので注意が必要です。
まとめ
クレジットカードを申請するごとにクレジットスコアに影響がありますが、複数枚持っている場合、クレジットスコアが上がる可能性があります。
適正な枚数は、それぞれの個人の経済力によるので、自分は何枚のクレジットカードを持つのが適切かをまず考えることが重要です。
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