【アメリカの保険】知っておくべきアメリカの生命保険の基礎知識
アメリカで生活する上で必ず考えなければいけないのが「生命保険」です。
最近、日本では生命保険に入らない方が良いという内容のブログ記事やoutube動画がでていますが、アメリカでは生命保険が重要です。
万が一の備えということはもちろんですが、それだけではなく、資産形成の面でも生命保険はアメリカでは欠かせません。
生命保険の先進国と言われているアメリカの生命保険の基礎をまず把握することは最も重要なことの一つです。
- Term Life(掛捨保険)
- Whole Life(終身保険)
- Universal Life(貯蓄型保険)
- Variable Life(変額保険)
Term Life(掛捨保険)
一定期間または指定された「期間」の保険を提供する生命保険です。
掛捨保険は、通常5年から30年、または65歳などの特定の年齢までの一定期間の補償を提供します。
期間が満了する前に死亡した場合、保険会社は受益者(beneficiaries)に給付金を支払います。
掛捨保険の内容は単純で、他の種類の生命保険よりも費用が安いです。
注意点としては、通常、期間を超えた場合は今までの支払いに対して何も受け取れないことです。
まさに、掛け捨てになるということです。
Whole Life(終身保険)
終身保険は、長期生命保険(permanent life insurance)の1つです。
保険料が期日どおりに支払われている限り、被保険者は生涯にわたって補償されます。
終身保険は、保険情報協会(the Insurance Information Institute)によると、アメリカ人が購入する最も一般的なタイプの長期生命保険です。
「積立型の生命保険」でCash Valueと呼ばれる貯蓄要素を提供します。
※Cash Valueとは、契約者の任意の解約によって支払われる金額です。
Universal Life(貯蓄型保険)
フレキシブルに設定ができる保険です。
通常生命保険は、加入する際に、保険料、期間、保障額を決めます。
Universal Lifeは、契約期間中にこれらを変更することができます。
保険料は死亡保障を捻出するためだけではなく、一部は運用に回されます。つまり、Cash Valueが付きます。
そのため、死亡保障だけではなく、資産の運用としても使えるため貯蓄の要素が含まれています。
Variable Life(変額保険)
死亡保障と、保険契約者により株式・債券・市場金利連動型投資信託に投資できる貯蓄型の生命保険です。
Universal Life Insuranceに似ている感じる方も多いですが、明確な違いがあります。
Variable Lifeは、投資信託のように機能する現金価値と投資オプションを備えた終身保険の1つです。
Universal Lifeは、保険会社が設定した現在の金利に基づいて現金価値が増加する終身保険の1つです。
生命保険と税金
個人で入った生命保険の月々の保険料の支払いは税務上の控除されません。
Personal Expense(個人的な消費)として扱われるためです。
勤めている会社を通じて加入した生命保険で保険費用を会社が負担する場合、給付金が$50,000未満であれば、収入扱いにする必要はないです。$50,000を超える場合は収入扱いとなります。
死亡時に保険金を受け取りにが受け取る際に、一般的に税金はかかりません。
保険料を払う際に控除されない反面、保険金には税金がかからないということです。ただし、年度や米国籍の有無によりルールが異なるため詳細は調べる必要があります。
貯蓄型の生命保険から現金を引き出す場合も、同様に税金は一般的にはかかりません。
こちらに関しても条件によってルールが異なるため詳細はプロに相談する必要があります。
アメリカの生命保険に加入できる人の条件
アメリカの生命保険は、アメリカに居住していれば本人の健康状態などにもよりますが、基本的に加入が可能です。
米国市民、グリーンカード所有者、VISA所有者(学生VISAも認められる場合も)、駐在員も加入できます。
米国非居住者の場合でも、条件を満たせば加入できる保険会社もあります。
まとめ
さまざな生命保険があり、それぞれに特徴があります。
自身の人生設計の中でどのタイプの生命保険が良いか判断する必要があります。
また、同じ生命保険でも保険会社によって、保障内容も異なります。
保険に関してプロに相談することが一番です。
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